2010.2.7.日.

「キネマぶんぶん 1」

【上映】:「ぶんぶん通信no.1 (監督:鎌仲ひとみ/09年/70分)」

*鎌仲ひとみ監督×小澤浩(晴れたら空に豆まいて代表)トーク有

笳堰u六ヶ所村ラプソディー」などで知られる鎌仲ひとみ監督の新作長編ドキュメンタリー「ミツバチの羽音と地球の回転」の制作過程を速報していくビデオレターの第一弾です。

千年もの歴史を誇る「神舞」がいまだ継承されている山口県の祝島と、その島の真正面に建設が予定されている上関原発。祝島の人々は27年前から反対を続けてきた祝島の人々の暮らしは、具体的に迫る原発の建設計画によってどうなるのでしょうか。

電力の自由化と自然エネルギーへの取り組みが進んでいるスウェーデンの現状もあわせ、持続可能なエネルギーと持続可能な社会の実現を考えていきます。

本編上映後は、鎌仲ひとみ監督と山口県出身の当店代表小澤浩のトークがあります。祝島住民と中国電力の現在進行形の話をお届けできるでしょう。


開 11:30 演 12:00 ・ 前 1,000 当 1,000 +1D 500

山口県の郷土料理の茶粥のご用意があります。

◯上映を終えて、館長より◯

キネマれんず豆の上映会は、「ぶんぶん通信no.1」の上映にはじまりました。

館長のちょっとしたこけら落としを宣言する挨拶の後、プロジェクターからの光束が晴れ豆のステージいっぱいの大きなスクリーンへと投影されました。

こうしてこれまで小耳に挟んだ程度の知識しかなかった原子力発電所と山口県祝島、さらにはスウェーデンの電力自由化などについて、鎌仲映画特有の落ち着いたトーンとジャーナリスティックな切り口の妙にスッと理解することができるんですね。

わたしたち晴れ豆スタッフも、受け付け業務を急遽フロアー内へ移し、全員で見入っていたような次第です。

環境問題にまとめられる原発問題やエネルギー問題、基地問題などなど現にいま確かに起こっている問題について知る機会があっても「対岸の火事」となってしまうのは、現代病のひとつかもしれません。

そう、ひとつ忘れてはいけないことがありました。キネマれんず豆のひと味違うところは、お酒や珈琲を楽しみながら鑑賞できるところです。今回は山口県の郷土料理である茶粥(¥300)で小腹も満たしてもらえたようです。この茶粥は祝島産のびわ茶をつかってこしらえた特製茶粥で、天然塩を少し振りかけて食べるのがとっても美味でした。

そのびわ茶も、ドリンクカウンターでご自由にお飲みいただけるようになっていて、皆さんに好評をいただいたようです。

こんなリラックスした会場だから果たせたのか、どうなのか、足を運んでくれた多くのお客様にとってはすでに意識の向いた問題だったのでしょうか、上映後の鎌仲ひとみ監督と当店代表小澤浩のトークセッションになると、客席からの質問も飛び出し、店内は意識の高いエネルギーに満ちました。

鎌仲監督はこうして浮つかない足取りも軽やかに、各地の公民館などで自主上映企画などを行い続けています。

上映後は必ず現地の人々と意見を交換しあい、ああでもないこうでもない、と来たるべき未来への言葉をキャッチボールし合っています。そんな活動について小沢が尋ねると「ケチャップの中身がなかなか出ないとき、ケチャップを振り続けますよね。そうしていると、ある時ドバッと中身が出るものです」

鎌仲監督の熱い思いは、人々の情熱のケチャップをも振り続けているようです。

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